2022年10月10日正午、
故障で長らく動かなくなっていた大時計と学内時計の修理が完了し、再始動式とともに動き出しました。
この再始動式には生徒、保護者 卒業生 卒業生保護者、地元住民ら110人あまりが参加しました。
本校は、2007年に休校中だった真国小学校を借り受け開校した高校です。校舎にもともと取り付けられている大時計は「学校が活動している象徴」として地域の皆様から親しまれてきましたが、平成26年頃から老朽化によって親時計が故障したことから止まっていました。
教室の時計は修繕していましたが、校外にある時計は止まったままになっており「動かなくなった大時計を再び動かしたい」との話が出てから、保護者会や後援会と学校で実行委員会を組織してバザーや募金活動などを行い、必要額を集めて親時計の修理を行いました。
住民の挨拶をしてくださった90歳のおじいさんは、
『朝起きてから時計に「おはよう」とあいさつするのが私の日課でした。
りらの学校が始まるとき、子どもたちの元気な声が戻ってくることと、止まっていた時計が動き出すことがとてもうれしく思いました。
何年前かは忘れてしまいましたが、いつのころか時計が止まり、寂しい想いをしていました。
りらの先生と出会ったときには「時計壊れたんか?」と聞いてみましたら、「老朽化」と聞いたのでとても残念でした。
今日、その時計が動き出しました。
これからも地域の学校として皆さんには頑張ってほしいと思います。』
とのメッセージをくださいました。
挨拶のあと、生徒が感謝の気持ちを込めて伝統となったタップダンス「ウィル」を披露しました。
生徒会長は「生徒にとって3年間という限られた時をこの時計とともに刻んでいきたい」と話していました。