2023年2月26日(日)に開催された2022年度後期授業発表会および、第2回地救DAYが無事に幕を閉じました。
当日は、400人以上のお客様にご来場いただき、1階席、2階席ともに満席になるほど盛況で、1年間の集大成に相応しいイベントとなりました。
第1部 2022年度後期授業発表会は、授業和太鼓からはじまり伝統芸能、ボーカル、ジャズダンス、タップダンス、身体表現基礎、プロジェクトミュージカルといった授業から演目を発表。演目だけでなくMCや映像を含め、それら全ての流れを一つの作品としてお客様に見てもらえるように、早着替えの時間を0.1秒でも短く、そして少しでもスムーズに舞台の転換が出来るように、日々練習を重ねてきました。
また、ホワイエでは、プロジェクト美術やデッサン、フォトライフを選択する生徒が1年かけて作成した個人作品を展示し、多くのお客様に足を止めて観ていただくことが出来ました。
第2部 第2回りら地救DAY~Think,Hope,Connect~では、今年度の学習テーマである「戦争と平和」を題材に、1年間の集大成を披露しました。りら地救DAYでは美術系授業だけでなく、一般教科の各授業においても、歴史的観点などそれぞれの観点から「戦争と平和」を考える時間を設け、展示や活動をまとめた冊子の販売などを行いました。
非常に難しいテーマでしたが、だからこそ、それぞれの生徒が「平和とは何のか」「過去にあった出来事から学んだことは何なのか」「これから自分たちはどうしていくのか」という答えの出ない問いに真摯に向き合いました。
そして、第2部舞台「CONNECT WORLD」(演劇)では、「争いの絶えない世界で平和とは何か」を“思考型AI・ネモ”のナビゲートによってお客様に問いかける作品を披露。
その中で授業音楽表現と殺陣基礎から「戦争と平和」のテーマに沿った演目も併せて発表しました。特に演劇は、練習時間を削って登場人物のセリフ一つ一つに対してディスカッションを行い、日々作品を磨き上げました。「戦争と平和」というテーマを通して、THINK(知って考えること)、HOPE(希望を持つこと)、CONNECT(次の世代につなげていくこと)この3つの単語に込められた生徒たちの想いが少しでもご来場された皆様に伝わっていれば嬉しいです。
*******2月26日(日)に至るまで長い時間をかけて準備をしていても、本番はあっという間に時間が過ぎていきます。特に、一つ一つの演目はたったの数分。やり直しのきかない一度きりの本番です。だからこそ、本番の一瞬一瞬に生徒たちは光り輝き、そこにかけがえのない多くの学びと感動があるのです。